ローコード開発は保守でも効果を発揮する

~ローコード開発コミュニティオンライン実装Liveに参加して~

2020/12/16

去る11月27日、ローコード開発コミュニティにてオンライン実装Liveイベントが開催されました。

テーマは「ローコード開発における保守作業の合理化」
システム開発時の工数削減や生産性アップの話はよく聞きますが、ローコード開発ツールは保守作業にも効果を発揮するのでしょうか。

従来のシステム保守で時間・工数のかかるところを、ローコード開発ツールを使えば保守作業が合理化され、 変更課題に即時対応できるようになることをLiveで実証する、というこのイベントに、 株式会社ウイングからはGeneXus事業部製品企画室の伊藤創マネージャが参加し、ローコード開発ツールGeneXusでのシステム保守作業に関してプレゼンを行いました。

当日の様子や、GeneXusでのシステム構築の保守性について伊藤マネージャから話を聞きました。

ローコード開発ツールでは、システム開発時に保守性の高さを考慮してシステム構築を行うことが重要となる

ローコード開発ツールで保守性の高いシステムを構築するためには、その特性を活かし、できるだけシンプルかつ業務要件に必要十分な機能を有したシステムを 構築するように設計をすることが重要になります。

保守性が高く変更対応が容易なローコード開発は、システムを使いながら育てていくような感覚で、変化に強いシステムを作って頂くことに適しているのではないでしょうか。

ローコード開発ツールGeneXusでのシステム開発が保守性に優れている理由

GeneXusは、データベース定義とアプリケーション定義がツール内部で統合管理されており、 テーブル、フィード、アプリケーションの各要素がシステム内でどのように利用されているのかをツール内で確認することができます。

通常の開発ではデータベース、アプリケーション双方の情報を調査解析したり、 管理用のドキュメントを用意したりしなければ判断することができない情報を、一目で確認できることが保守性の高さにつながっています。

今回のLiveイベントについて

今回のオンライン実装Liveでは、予め共通の変更対応課題が提示されていました。 事前の準備としてはこの条件を満たすシステムの用意するほか、デモンストレーション内容の検討や練習も繰り返し行い、発表時間内に如何にわかりやすくGeneXusの保守性の高さを伝えるかに注力しました。

事前準備の際に頂いたアドバイスや、練習の甲斐もありほぼ想定通りにデモンストレーションが行えました。 質疑応答の時間も踏まえた説明内容だったため、詳細に伝えきれない部分もあり、GeneXusの魅力を十分にお見せできたか、という点はまだまだ改善の余地がありますので、次の機会があればより皆さんのリアクションを頂けるようなデモンストレーションを行いたいです。

GeneXusでのプレゼンを終えて、改めて保守性について感じたこと

イベントへの参加を通して、GeneXusの保守性や操作性の容易さを改めて実感しました。

他のローコード開発ツールと比較しても、GeneXusはツール自体に備わっている影響分析機能や変更内容の自動反映範囲において、複雑な操作を行わなくても確認や実装が行える部分が多く、ツールの機能の高さを再確認することができました。

他のローコード開発ツールと比較したGeneXusの保守作業に関する優位性について

やはりアプリケーション変更時の影響範囲の把握やデータベースのフィールド変更に対する機能への自動的な変更適用など、保守に対して必要なことが簡単な操作で行えるという機能性の高さと、反面ある程度のコードも記述できるという融通の効く部分の両面を持っているところであると考えます。

最後に

今回のLive実装では、様々なローコード開発ツールに触れることができ、自分の知見を広げるまたとない機会となりました。またオンラインLiveということで、緊張感を持ってイベントに望めたと思います。

実際に開発の様子を見て頂くというのは参加されるお客様にも非常にわかりやすくローコード開発の魅力を伝えられると思いますので、次回是非また参加したいです。

お知らせ
ウイングでは、ローコード開発ツールGeneXusの無料説明会を定期開催しています。
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