株式会社ソピュア様インタビュー

70種にも及ぶペーパー業務にメスを入れた開発事例。
GeneXusの臨機応変な開発技法で開発時短に成功
現場思考型開発手法はGeneXusでなければ出来ない!
~ エンドユーザーも驚いた柔軟性 ~

その1>

成田空港近くに本社がある株式会社ソピュア。FC展開をしている事業のペーパー処理は深刻であった。各店舗のスタッフ達は、70種にも及ぶドキュメント類を、業務の合間をぬって日々処理していた。短時間での顧客対応が求められる業務の為、サービスが行き届かないのではと懸念。また、店舗間の情報は本部管理も発生するため、システム化の検討は必須であった。自社開発は開発技術者が不在であったため断念し、SIerに依頼。SIerはシステム作りのプロではあるが、業務のプロではない。はじめに行った事はSIerとの意識合わせからであった。

SIerに依頼したことは、「システム屋思考」から「現場思考」になる事。

依頼したSIerは開発経験も豊富で、歴史も長い会社であったが、どうしても理解して欲しかったのは、「システムは「機能」ではなく「(現場)業務」である」ということ。何故その画面が必要なのか、どうしてこの項目はここにないといけないのか・・。システム製作には、その意味が理解されていなければ、現場の使い勝手の良い自社の望むシステム構築は出来ない。と大竹社長は語る。日々、このようなことの繰り返しからシステム開発は始まっていった。日中の打合せだけでなく、夜の飲みにケーションにいたるまで、関わる全ての人たちの立場などの垣根を越えた意思疎通は絶対必要である!と並々ならぬ思いと、時間を割いた。

とにかく「絵面」、短時間で意思疎通を図るのは絵面である。

 キーワードは「絵面(えずら)」だ。文字では相手には伝わり難い。最初はExcelで絵面(UI)を作成しイメージ戦略に出た。短期間にいかに制度の高い絵面を作成するかがポイントであった。最初に画面イメージを決めていき、後から機能を決めていった。

GeneXusは、この恩恵を最大に受けることができるツールである。画面イメージをそのままデータ化し、登録するだけで、GeneXusは画面を生成する。視覚的に理解できるので意思疎通についての問題はクリアし易い。

ウォーターフォールモデル*のシステム構築が悪いわけではないが、何もないところからシステム構築するのに設計書を作成していても、我々ユーザーには理解がし難い。それに、SIerが作成してきたものが自分たちの思いとは異なる場合は、戻りが発生し時間もお金も無駄になるため、アジャイルモデル*を希望した。

多少の機能の漏れ等は発生したこともあったが、結果的に完成した顧客管理システム(スタッフサポート支援システム)は、開発のスピード感は高く、約3ヶ月でほぼ思い通りのシステムとなった。(特許取得)

構築したシステムは、自社サーバからデータセンターへ移行する必要があった。データセンターの環境と自社サーバの環境では、OS、データベース等が異なっていた。当然、環境変更によるシステム改変の工数は並々ならぬことは、容易に想像が出来る。だが、GeneXusで構築していれば、僅かな手順を踏むだけで、移行は完了する。後は、最低限の動作確認をするだけでよい。GeneXusの得意とする機能のひとつでもある環境変更。実際、移行後のシステムテストは若干行ったが、短時間で済んでいる。GeneXusの恩恵はここでも受けられた。

GeneXusの選択はベンダーであった。

自動生成型のツールでは何がいいか?要望をSIerに伝えて、ベンダーが選択したのがGeneXusであった。
選択肢としてJavaなどもあったが、いずれにしても、自社で開発専門のスタッフの用意するのは難しいと判断し、ツール選択はSIerに委ねたと熊木部長。

タブを切り替えてその2へお進み下さいLinkIcon

*ウォーターフォールモデル:システム開発工程の手法のひとつ。システムの開発を「基本計画」「外部設計」「内部設計」「プログラム設計」「プログラミング」「テスト」という工程で製作していく。前の工程には戻らないシステム構築の方法
*アジャイルモデル:実際に動くソフトウェアを一部の機能から順に作っていく方法。

その2

基幹業務系はイメージを伝える類のものではないので出戻りが発生しやすい。

イメージできないものは伝え難い。我々は、システム構築の専門家ではないから、言葉で説明するには限界がある。今回開発した顧客管理システムは、業務をイメージ(絵面)で表現できたので、比較的容易に構築できたのではないかと思える。現状の運用をイメージしながら画面作成等が行えると、確認も直ぐに行え、了承もとりやすく、なによりテキスト的な説明が不要なため思い通りの内容で構築ができるのである。

しかし、基幹業務系のような、例えば、給与システムや勤怠管理システムなどのような、ほぼ確立されているようなシステムではイメージを伝える必要などはなく、それぞれの会社のやり方(方法/運用)を加味することが大事になる。そのため、上流工程から順番に始める必要があり、仕上がってきた内容がイメージしていた内容と異なることは度々である。イメージ出来ないものの依頼は、意思疎通の方法を考える必要があると反省したこともある。

 柔軟性と、融通性の狭間にあるブラックボックス。GeneXusの課題

GeneXusは柔軟性が高く、特別な技術がほぼ不要というツールではあるが、埋め込んであるロジックなどはブラックボックスだ。構築していくうちにモジュールが大きくなっていってしまったものは、パフォーマンスが悪くなってしまうことがある。また、画像処理などでは、GeneXusが自動的に生成するデータがあるようだが、利用者がコントロールできずデータが圧迫する状況があり、チューニングが必要になることがあった。GeneXusの課題として挙げておきたい。

 エンドユーザーからみたGeneXus。

我々から見たGeneXusは、利用者というだけで特にコメントはない。だた、SIerからすると専門の技術がなくても開発しやすいものと認識している。ただ、開発する側はGeneXusを良く知った技術者は必要で、その体制が整っている必要があると感じている。

今後は、横展開することでサービスを確立していく事は考えている。それより、システムを売るのではなく、思想を売ることをしていきたい。システムの中身は単純だが、それをどう利用していくかということを考えることが重要であり、今後の我々の課題である。(2013年12月)
 

企業情報
株式会社ソピュア


本社所在地       〒286-0048 成田市公津の杜4-11-2 公津の杜駅ビル2階201号室
資本金             2,000万円
事業内容         
1.建築物の清掃及び建築物の各種設備機器の販売、点検、保守、管理
2.水質検査、空気環境測定及び害虫駆除業務
3.環境に関わる水、空気等の浄化処理装置の販売、保守、管理
4.清掃関連商品の販売
5.コンピューターシステムの販売、開発、保守、管理
6.上記に付帯する一切の業務
加盟団体    千葉県ビルメンテナンス協会・全国IBMユーザー研究会連合会
成田商工会議所

*商品名、会社名、団体名は、各社の登録商標または商標です。