GeneXusへの想い

当社代表の樋山が、いかにGeneXusと出会い、
どのような思いでお客様へお勧めするか、ご一読いただけましたら幸いです。

【第1部】こうしてGeneXus採用は実現した

その1>>

【GeneXusと偶然の出会い】

新潟から新幹線に乗車、東京ビッグサイトで開催されている展示会を訪問しました。友人が出展していたので見学に来ただけだったのです。それから7年後 私たちの事業の骨格となり、ソフトウェア業界を変革していくことになろうとは全く予想することもできませんでした。ビックサイトは広いので見学している途中、迷ってしまいました。(なんであの通路に入ったのか)
迷ってしまいながらも展示場をあちこちと覗いているうちにあるブースでパンフレットを渡されました。(なぜ、手を出して受け取ったのか)

友人のブースにも立ち寄り、他に興味ある企業のパンフレットをいただき、新潟への帰路につきました。

帰路の新幹線車中にて、展示会でいただいた資料整理をしていると、ほとんどが内容を知っているものでしたが、一枚理解しがたい資料に目を奪われました。
書いてある日本語は理解できるのですが、内容は驚異的、実現し難く、夢のようなことが書いてあり、二十数年間IT業界にいた私には不信感だらけのパンフレットでした。ほとんどのIT関係者は、馬鹿にして話など聞かないかもしれない。

たいしたことないんだろうと自分に言い聞かせる。
ごみ箱に捨てようか。
でもちょっと気になるなあ。
本当なのかなあ。
電話して デモ見せてもらおう。

今から考えてみるとGenexusの出会いは偶然のようで、必然であったのかもしれません。


その2>>

【イカサマか 驚異か】

結局その後、GeneXusのデモを見せてもらうことになりました。せっかくなので、私の他に技術者3名も同席させてもらいました。南米のウルグアイからGeneXusというソースプログラムとDBの自動生成ができるツールを持ってきた大脇さん(現ジェネクサスジャパン会長)は技術士でもあり、JICAで海外の発展途上国でIT支援をしてきたとのこと。若い時からDOAの理論に心酔してきたが、これを実装するツールが地球の裏の国にあったと喜び勇んで日本に持ち帰ってきたらしいのです。

さて、デモですが、簡単な伝票入力のプログラムを説明しながら作成してしまいました。
これで、生成したいプログラム言語を選択すれば、その言語でプログラムを生成しコンパイル、実行までできるという。また、メジャーなDBMSを選択することでの物理テーブルも自動生成する、さらにプラットホームもWindows、Linux、UNIX、AS/400のOSで稼働可能だという。

ここで、技術者の顔に不安感が漂っているのが読みとれました。

自動でプログラムとデータベースを生成するということであるが、案の定、画面レイアウトは定型のようで、難しいものには対応できないようだ(と思った)。
私が口を開く。

「大脇さん、日本企業の業務システムというものはこんなに簡単なものではありませんよ。取引先のランクによって卸す率も変わってくるし、キャンペーン期間で販売価格も変わる、また特別な商品はキャンペーン対象商品ではない。こういう処理をすべてできるようにプログラムとデータで、SEが考えてシステム開発するんですよ。簡単な入力画面くらいではとても日本の企業に対応できないですよ。さらに画面レイアウトや帳票レイアウトなど人とのインタフェースは凝ってくる顧客もあります。GeneXusなんて使い物にならないよ。」

大脇さん 「それでは今、話されたことをもう一回言ってください。」

いくつかの考えられる企業の販売状況を述べると 私の言葉を確認するようにGeneXusの業務ルールとして記述し、再生成した。この間1、2分だったでしょうか。

そして、その生成したプログラムに私の伝えた条件で生成されているのです。
キツネにつままれているような感じ・・・。

同席した技術者は怒りました。「そんな訳はない。こんなものが広がれば多くの初級SE、プログラマーが必要なくなる。我々は夜遅くまたは休日出勤など残業したりして、一所懸命システム開発している、そんなに簡単にできれば我々の存在価値はなくなるぞ!」

私は心の中でふと考えました。本当にこれができるとしたら、どうなるんだろう?


その3>>

【GeneXus採用の決断】

 本当にこのツールGeneXusでシステム開発の実装工程のほとんどができるのだろうか、と考えました。もしできるのであれば、開発工程は楽になるけれど、現在の私たちの会社のプログラマが多いから、ほとんど必要なくなると言うことになるな。えらいこっちゃ。
 
しかし、こんなツールを使わないでいると、他IT企業が使い始めればソフトウェア開発の仕事は今以上に我々の会社からどんどん遠ざかっていくだろうな。
 
お客様から見れば、開発工期も短縮できるし、開発金額も安くなるだろう。お客様企業にとっては喜ばしいことだ、満足向上につながるよね。
 
次は、IT企業にとって見るとどういうことになるか考えてみる。
 
ツールを購入する金額は高いが、ひとつのお客様企業にGeneXusでシステム開発すると、今までのようにOSやDBなどのITが変わるとシステム開発をしてきたことができなくなる。一回GeneXusで開発すれば、新しいIT環境になってもジェネレータで自動生成すればよいから、システム再構築の工数はぐっと小さくなる。IT企業にとってGeneXusは両刃の剣ということになる。
 
しかし、IT環境変化にも使っている業務システムの資産継承ができることを考えれば、この点でもお客様企業は将来にわたり、ITコストを抑えることができるかもしれない。
 
技術者にとっても最近の多くのITを技術習得することは減ることで、楽になるだろう。楽になる分、お客様企業とのニーズのヒアリングなどの時間を多く取れることになり、信頼関係も構築できることにつながるだろう。なにより、浅はかなITでシステム開発をして、品質の劣化から開発工程の戻り工数増大や納品後の障害を起こしての対応など総じて残業も減るだろう。
 
お客様や社員に喜び、継続してお付き合いいただくことがビジネスの基本のはず。GeneXusを活用することにより、お客様や社員の満足向上が進むのであれば使っていこう。GeneXus活用のデメリットがあれば価値創造提供のために努力、変革で解決していこう。
 
どうせ、GeneXusをやるならば他の会社が進めて大丈夫だと安心してからではなく、日本国内で実績、技術力がトップとなるようにやろう。GeneXusの先駆者となろう。

その4

【ソフトウェア技術者の残業を少なくしたい】

GeneXusをやってみようと決断した当時の会社は 新潟県内にあるお客様企業のシステム開発を主としていました。大手IT企業のような営業交渉力も業務要件ノウハウも開発管理能力も当時は非常に乏しいものでした。そのため、納期間際までお客様から仕様が出てこない、仕様が決定されないと言うことがあり、技術者はそれを待っていました。また、ある程度開発工程を終え、テスト終盤になり、お客様企業に見せるとイメージが違うとか、仕様を変更してほしいとかという状況が少なくありませんでした。

どうしてもこのシワ寄せが技術者に来てしまうことになります。納期間際に深夜残業が多くなり、休日出勤もあり、時には徹夜などもありました。真面目な技術者ばかりなので、一所懸命に納期に間に合わせようとすると、どうしても品質は落ちてしまい、運用してからお客様からクレームなども度々ありました。

いくら、モチベーションを上げようとしても、人間の体力も限界があり、このような状況がこれからも続くのでは何のために経営をしているのか、誰の幸せのために事業をしているのか、私の悩みもつきませんでした。

もし、お客様と上流である設計工程を詰めて後に、GeneXusでプログラムやDBの自動生成ができれば、力作業的な工程は少なくなり、残業時間も減るだろう。

自動生成して 画面や帳票などのユーザインタフェースや 画面の動きなどを早い段階でお客様に見せれば、納期間際になって変更してくれと言われることもなくなるだろう。

これで、社員である技術者を突発的もしくは多大な残業から解放することができるだろうか。
そこでできた、余裕のある時間を自己成長の時間(業務ノウハウの習得やプロジェクトマネジメントの勉強)またはお客様との関係作りの時間(お客様のニーズ把握やIT事例情報提供)に替えることで、やりがいのある仕事ができ、モチベーションもあげられたら経営者としてうれしい。
というのがGeneXusをやりたいという最大の理由でした。


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